不動産経済コラム

不動産経済コラム

主に「不動産」と「経済」の2つのテーマにフォーカスし、最新情報をわかりやすくお伝えします。

Vol.12

マンションvs一戸建て
コストを徹底比較

2021.2.25

2)マンションvs一戸建て、購入時の初期費用は?

マンション&一戸建てで共通する購入時の初期費用

マンションと一戸建てでは、購入時や住み始めてから必要となる費用にも違いがあります。 まず購入時の費用です。

物件価格以外に、購入時に発生する費用として下記が必要となります。

物件価格以外に、購入時に発生する費用

これらは、基本的にはマンションと一戸建て、いずれの場合にも発生する費用となります。

マンションは修繕積立一時金が必要なケースも

マンションの場合には、入居時点で「修繕積立一時金」が必要となるケースもあります。修繕積立金は入居後に毎月支払う費用としてご存知かと思いますが、修繕積立一時金は将来の大規模修繕工事に備え、入居時点で支払っておく費用です。一戸あたり30万円〜50万円程度、引き渡し・入居のタイミングで支払を求められることが多いようです。

一戸建ては土地取引の費用がかかるケースも

一戸建て住宅のうち、土地と建物が合わせて販売されている建売住宅の場合は、基本的には必要な費用は物件価格に含まれています。ただ、物件によっては上下水道の敷設費用や外構工事費用などが、別途必要になるケースもあります。

一方、土地を別途取得して注文住宅を建てる場合は、土地購入に関する費用として土地価格×3%+6万円(消費税別)の仲介手数料が発生する場合があります。また、土地購入にローンを利用する際は、土地分の融資手数料や抵当権設定費用が必要となります。このほか建築家への設計費用や、土地の状態によっては地盤改良費、造成費などが必要となるケースもあります。

予算オーバーを防ぐためにも、土地&建物価格以外の費用がどれくらいかかるのか、事前に確認することが大切です。