不動産経済コラム

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主に「不動産」と「経済」の2つのテーマにフォーカスし、最新情報をわかりやすくお伝えします。

Vol.07

「本当に住みやすい街大賞2020」
からみる街選びのポイント

2020.02.12

5つの基準から街をランキングし、選定委員会が決定

「本当に住みやすい街大賞2020」の調査方法について、アルヒ株式会社のWEBサイトから調査のコンセプトを引用してみます。

本当に住みやすい街大賞は、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、アルヒのサービスをご利用のお客さまの膨大なデータを元に、本当に住みやすい街を選定することで人々の住まい選びの参考になることを目的としたアルヒにしか出来ないランキングになります。 住環境・交通利便・教育環境・コストパフォーマンス・発展性の5つの基準を設定し、アルヒの膨大なデータをもとに住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定してまいります。

5つの基準を詳しく見てみましょう。

ランキング審査基準

確かに5つの基準は街選び、住まい選びの際には重要な意味を持つ指標だといえます。この指標を活用することで、住みやすい街選びが実現できる可能性が高まりそうです。次章では具体的なチェックポイントを検証していきましょう。

【コラム】大きく違う「住みたい街」ランキングの顔ぶれ

リクルート住まいカンパニーが毎年発表しているのが「SUUMO住みたい街ランキング」。こちらの調査は関東圏在住の20歳~49歳の男女を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施したもので、1都4県の駅のなかから「住んでみたい街(駅)」1位~3位を回答してもらい、1位=3点、2位=2点、3位=1点と配点してランキングを算出しています。2019年関東版の結果を参考にご紹介しましょう。

「住みたい街」という憧れの視点から選んだ結果、山手線のターミナル駅や、横浜・大宮というエリアを代表する拠点駅、そして長年に渡って人気を保つ吉祥寺などがランクインしており、「本当に住みやすい街」とは顔ぶれが大きく違っていることがわかります。

■「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」

駅名(代表的な路線名)
1位  横浜(JR東海道本線)
2位  恵比寿(JR山手線)
3位  吉祥寺(JR中央線)
4位  大宮(JR京浜東北線)
5位  新宿(JR山手線)
6位  品川(JR山手線)
7位  目黒(JR山手線)
8位  浦和(JR京浜東北線)
9位  武蔵小杉(東急東横線)
10位 鎌倉(江ノ島電鉄線)
(※出典:スーモ
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/data/sumimachi2019kantou_eki/