不動産経済コラム

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Vol.12

効率的にダイエットをするための運動法

2019.06.28

CHISATO

大学在学中にヨガと出会い、インストラクターの道を志す。大学卒業後はヨガの本場インドで経験を積み、帰国後インストラクターとして活動を開始。現在は日本中を飛び回り、ヨガの魅力を広め続けている。

「毎日運動をしているのになかなか痩せない」、「せっかく痩せたのにすぐリバウンドしてしまう」。そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。その原因は、効率の悪い運動と身体の基礎代謝が関係しているかもしれません。

2つの種類の運動を組み合わせるのが効果的

そもそも運動には「有酸素運動」と「無酸素運動」の2種類があります。有酸素運動とはウォーキングやジョギングなど、軽度から中度の負荷を継続的にかける運動のことで、酸素を使って筋肉を動かすエネルギーである脂肪を燃焼させます。無酸素運動とはウェイトトレーニングなど、短い時間に大きな力を発揮する高負荷運動のことで、筋肉を動かすためのエネルギーを酸素と脂肪ではなく糖から作りだしています。

これだけをみると、「痩せる=脂肪が減る」ということから、ダイエットには有酸素運動が良いと思うかもしれません。たしかに、有酸素運動だけでもダイエットすることはできます。ただ、より効果的に痩せるためには無酸素運動も組み合わせたほうが良いのです。

なぜなら、私たちは生命維持のためにエネルギーを使っています。このエネルギーを消費することを基礎代謝といいます。基礎代謝は、筋肉量によって増減します。この基礎代謝のうち約40%は筋肉の活動による消費と言われています。

つまり、筋肉量が増えれば消費される基礎代謝エネルギーが増えます。さらに、有酸素運動時の脂肪燃焼量も多くなり、より効果的にダイエットすることができます。 さらに、普段の運動の順番も無酸素運動で脂肪の燃焼効率を上げてから、有酸素運動を行うのが効果的です。ポイントは筋トレで分解された脂肪をきちんとエネルギーとして使って燃焼することです。

実は太りやすい夏にこそ、しっかりと運動して体系維持を

よく「運動の秋」というフレーズを耳にします。これは秋から冬にかけて基礎代謝量が増え、本格的に寒くなる季節の前に運動をするのが最適であるということから「運動の秋」と言われています。

一方、夏場は気温が体温に近くなるため、体温維持をするためのエネルギー消費量が減り、基礎代謝が低くなります。基礎代謝が低いにもかかわらず、運動をせずにほかの季節と同じ食事をしていると、あっという間にリバウンドしてしまいます。そんな“夏太り”しやすい季節だからこそ、しっかりと運動をして体系維持を心がけましょう。

夏に運動をする際に注意したいのは、汗をかいたらしっかりと水分を補給することです。汗をかくと体内の水分が抜け、一時的に体重が減るため痩せたと勘違いをしてしまいがちですが、水分を補給すれば体重は戻ります。水分を補給をせずにどんどん汗をかくと熱中症の恐れがありますので、こまめに水分補給をしながら運動をするようにしましょう。

2019年6月掲載
※掲載の写真は全てImage photoです。