不動産経済コラム

暮らしタイムズ

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Vol.14

コロナ禍に考えたい
「モノを持たない暮らし」

2020.12.25

フリーランス&ライター

井村 幸治

フリーランスエディター&ライター。1964年、和歌山県生まれ。リクルート(現リクルート・ホールディングス)にて不動産、ブライダル領域の編集に長年にわたって携わる。その後フリーランスとして住宅、都市開発、メディカル、ブライダルなど様々な分野で取材執筆活動を行う。東京⇒名古屋⇒大阪の転居を2回ずつ経験したことで、各都市の住宅事情にも精通。日本各地への取材、旅行経験も豊富。現在は大阪府吹田市「千里ニュータウン」在住。

テレワークイメージフォト

コロナによってテレワークが日常となり、住まいの中でのワークスペースが求められるようになりました。クロゼットをリフォームしてワークコーナーをつくる、といった家もありますね。ところが、「テレワークは快適になったけど、収納スペースが足りない‼」という新たな悩みを抱えるケースもあるでしょう。コロナ時代だから考えたい、モノを持たない暮らし方のヒントをご紹介いたしましょう。

モノを外に預ける、簡単に管理する

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収納に困る、だけど捨てられないモノとして上位に挙げられるのは「洋服」「雑誌・本」が圧倒的です。リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリで出品したり、処分の方法はあるけれど、なかなか行動に移せない、という方が多いのではないでしょうか。そんなときは、外に預けるという選択肢を考えてみてはいかがでしょう。


たとえばトランクルームの利用です。コンテナや倉庫のトランクに運び込むスタイルだけではなく、預けたいモノを宅配便でまとめて送れば、スマホからいつでもアイテムの確認や出庫の指示もできるといった「AZUKEL(アズケル)」のような便利なサービスも増えています。押入の収納ボックスに仕舞い込んだ服は、その存在を忘れてしまうこともあるかもしれませんが、スマホからアイテムをチェックできれば、着る機会も増えるかもしれません。


モノを増やさない、サブスクサービスを利用する

イメージフォト

最初からモノを所有しないという選択肢もあります。 最近はサブスクリプション(サブスク)のサービスが一気に増えています。サブスクとは一定料金を支払うことで製品やサービスを自由に利用できるビジネスモデルのことです。「Apple Music」や「Spotify」、「Amazonプライム」、「Netflix」など動画や音楽配信サービスを利用している人も多いでしょう。


こうしたサブスクモデルは洋服やバッグといったファッションアイテムにも登場しています。たとえば「airCloset(エアークローゼット)」では月額9,800円でプロのスタイリストが選んだコーディネートが借り放題になるサービスを提供しています。ブランドバッグのシェアレンタルとして人気なのが「Laxus(ラクサス)」。プラダ・エルメス・ルイヴィトン・シャネルなどの高級ブランドバッグが月額6,800円で借りられます。


バルミューダやダイソンといった人気家電や、リーズナブルで高品質なプライベートブランドをはじめとした家具をサブスクモデルで利用できるのが「CLAS(クラス)」。冬に暖房器具や加湿器などの季節家電を利用して、春になったらソファに交換するといった使い方はもちろん、デスクやチェアーなどもラインナップされているので、ワークスペースづくりにも活用できそうです。

新しい生活様式で、快適に過ごすために

Withコロナの時代。 家で過ごす時間が増え、より良い生活環境を整えようと、モノをたくさん買ってしまった…という方も多いかも知れません。新しい生活様式でどうやって快適に過ごしていくか、モノとの付き合い方を見直してみるのもいいかも知れません。

2020年12月掲載
※掲載の写真は全てImage photoです。